2.株式投資の２種類の利益
株式投資の利益の出方には、２種類あります。１つはキャピタルゲインであり、２つ目はインカムゲインです。
１．キャピタルゲインとは？
キャピタルゲインとは、｢株式投資とは｣で説明した基本的なケースがまさにそうです。つまり、企業から株式を買い取り、その株式の価値が企業の成長により高まった時点で、株式を売却し、その差額分の利益を得るというスタイルのことです。これをキャピタルゲインと言います。
２．インカムゲインとは？
インカムゲインというキャピタルゲインとは別の利益の出方もあるのです。これは、企業が株主側に対して行う｢配当｣などに代表される利益のことを言います。
ではここでいう｢配当｣とはどのようなものかというと、企業が自社の株主に日ごろの感謝等の理由で出してくれるものです。通常、一株あたりの配当金の額は企業によって違い、｢配当金｣自体を出さない企業というものもあります。このような配当金のことをインカムゲインと言うのですね。
さらに、｢株主優待｣などの制度も、インカムゲインの制度の１つと捉えて良いでしょう。
通常においては殆どの場合、株式投資と言えばキャピタルゲインのことをさすことになるでしょう。キャピタルゲインの方が利益率も大きく期待出来ますしね。配当金や株主優待などのインカムゲインは、付属的な扱い、おまけ的な扱いとして捉えられることが多くなるでしょう。ですが、もともとの資産が巨額の場合は、インカムゲインにおいてもかなりの額になることがあり、一概におまけとも言い切れなくなります。
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