3.株式についてもう少し詳しく
株式とは、株式会社に対して株主であるという地位を示すための「有価証券」のことを言います。先ほど説明したとおり、企業が設備投資や新規事業などにおいて必要とされる資金が莫大になるときなどに、「株式」を発行することにより資金を調達するためのものが「株式」でした。っこでは、その「株主」に与えられる様々な権利について少し掘り下げて説明しています。
1.「配当」を受けることが出来る。
これは、前回説明したように「インカムゲイン」の1つになっています。企業は決算において一定期間の区切りで損益を明確に決定し、公開するわけです。利益があがれば、その一部を「配当金」として株主側に分け与えることになるのです。この「配当」には実は種類があって、上記において説明したものは「普通配当」と言われるものです。他には、「特別配当」、「記念配当」というものが存在します。
2.株主総会への出席、経営参加が可能になる
株主は、持ち株数に応じたレベルで企業の経営にまで参加する権利を持つことが出来たりします。個人投資家の中にも単元株という議決権を行使するための最低株式数を持っているならば、株主総会への参加も認められたりします。株主総会とは、株式会社の機関のひとつで、株主を構成員とし、会社の基本的な方針や重要事項を決定するもので会社の最高機関でもあります。
3.残余財産分配請求権を持つことが出来る
会社が解散などに追い込まれた時、借入金などの債務弁済した後に残った財産の持株数に応じた分配請求が可能となる権利を持つことが出来るのです。
4.株主優待制度
自社の製品やサービスなどを企業が株主に対して提供する制度のことを言います。全ての企業が実施しているとは限りませんが、様々な優待精度があり、導入する企業も年々増加傾向にあります。
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